大井川鉄道 廃車両
静岡県島田市の金谷駅と同県榛原郡川根本町の千頭駅を結ぶ大井川鉄道。
その鉄道で現役を退いた車両が残っている。
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私的なことだが、大井川鉄道と銚子電鉄はローカル的な「なにか」が共通している気がして、魅力的に思う。
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クハ861 もともと名鉄の3800系の車両。1960年代後半、名鉄から次第に姿を消していったが1970年代に入り
この大井川鉄道をはじめ、富山地方鉄道、豊橋鉄道へと譲渡されていった。
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1971年(昭和46年)1月1日より急行列車「すまた(寸又峡から名前をとっている)」として長年主力として活躍した制御電動車のモハ310形310(元モ3805)・制御車クハ510形510(元ク2805)は1986年に夏季納涼展望車両改造され、クハ86形861として竣功した。「86形」の形式称号は竣功年の1986年に由来するものである。
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客用扉は埋込撤去してオープン構造に改造され、木製クロスシートとテーブルが配置され、車体塗装は薄水色をベースカラーとして水色の水玉模様を配したクハ861独自の塗装に変更された
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1990年代半ば、老朽化のため運用を離脱。千頭駅構内にて休車状態で留置されたクハ861についても1 999年(平成11年)3月31日付で除籍され、大井川鉄道へ譲渡された名鉄3800系は全廃となった。
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