「現ナマの魅力」…内村の考えたネズミ講は、瞬く間に地方都市に口コミで広がっていった。
その背景は、内村が日本の地方に根強い、「地縁」や「血縁」などに精通し、様々な「縁」を駆使したことだった。加えて、内村の“独自性”は、金儲けに「思想」というオブラートをかぶせてしまったところだろう…
彼の唱えている「天下一家」の思想は、熊本の謎の思想家で内村夫婦の仲人でもある、西村展蔵から伝えられたものだという。
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 1000億の金を操っていた頃、熊本の第一相研は地上8階地下1階の巨大ビルに、6機の飛行機、3機のヘリコプター、ベンツのリムジンを備えていた。
また全国各地のホテルを買収。保養所を続々と増やした。
そのうちの一つが、この建物である。
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